印象に残っている
プロジェクト
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隠岐諸島の物価調査をしたことが印象に残っています。食料品や日用品の値段について隠岐の島後、西ノ島、海士町、知夫村などを調査しました。
地域のお店の方にヒヤリングするなど、地道な作業でした。
松江市などの本土と物価がどの程度違うのか、そして違いの原因を調べるのが目的でした。
物価の違いの原因として、輸送費なのか別の課題があるのか、それを探るためにもヒヤリングを重点的に行いましたね。
そして調査の結果として、輸送費やロットの小ささから本土と比べて物価が高くなっているということが見えてきました。
そしてこの調査を基に、島根県が国に物価の支援を要望しました。内閣府からの調査は島根県が初めてだったようです。
全国知事会もこの調査結果に注目していたようでした。
このような調査の前例ができたことで、日本全国の離島支援政策が進んだそうです。その後、全国で調査を続けることで山の上と離島は物価の面で厳しいという傾向が具体的に把握できてきました。このような経緯から、数年以内に全国の山の上と離島を一斉調査するというプロジェクトに繋がりました。